競馬開催日の自然災害対策

朝から雨が降り続いた5月31日の東京競馬場。第8Rすぎから遠雷が鳴り始め、9Rの本馬場入場直後には音が大きくなってきました。JRAは落雷の危険を考慮し、直近のレースを取りやめとしました。10R以降は天候調査の結果を踏まえて再開されましたが、そもそも雷による中止自体がレアケース。それが昨年夏の新潟に続き2年連続で起きたわけです。
水上学 2025.06.05
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 関東地方の梅雨入りも間近(注・本稿執筆時点)、さらに近年は猛暑やゲリラ豪雨がデフォルトとなって、ここから2,3ヶ月は列島全体が異常気象を念頭に置いた生活を強いられることになります。競馬とて例外ではありません。今回は、中央競馬の開催日に自然災害が直撃した場合の対応事例について、筆者の経験や過去の事例を引いて紹介していくことにします。

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続きは、3429文字あります。
  • 意識高まる雷対策
  • 昔は吹雪の中でのレースも
  • 筆者の競馬場地震体験

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