「私選・2024年度JRA賞競走馬部門発表」

読者の皆さま、2025年年頭をいかがお過ごしでしょうか。幸多き年となりますよう、心より願っております。
そして本年も当ニュースレターをよろしくお願い致します。
 まもなく1月7日に、恒例のJRA賞が発表されます。毎年選出結果に賛否両論飛び交うものですが、今回は先駆けて、投票資格のない私が勝手に選ぶ各賞を発表します。自己満足ではありますが最後までお付き合いください。
水上学 2025.01.03
誰でも

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なおコメント欄を開放しております。よろしければ、みなさまのご意見をお聞かせくださると幸いです。

        

◆投票資格と得票馬資格

 まずは本当のJRA賞の、主な規定について紹介します。

*投票資格を持つのは、記者クラブ加入3年以上、かつ常態的にJRAの取材を行っている記者と、東京新聞協会または日本競馬新聞協会の加盟各社が、自社を代表する記者として選出した記者(1社につき5名)。この他に、現場をリタイアした会友(今年から資格が絞られました。詳細は割愛します)にも投票権があります。フリーランスの競馬記者には資格がありません。基本的に記名投票ですが、匿名投票も認められています。

*続いて各賞の規定です。

 現在、投票対象馬はJRA在籍馬だけでなく、地方競馬所属馬、海外馬にも拡大されています。

 部門賞は、投票数の3分の1の得票数を獲得すれば決定。もしこれに達しない、あるいは1位同数になった場合は、理事長が委託した競馬記者によって構成される8名の特別理事会の協議により決定します。

 なお、部門賞には「該当馬なし」も認められていますが、同じく投票数の3分の1以上となった場合に決定します。

 最優秀スプリンターの対象距離は1399m以下、最優秀マイラーの対象は1400m~1600mが目安となっています。

年度代表馬は各部門賞受賞馬の中から選ばれます。該当なしはありません。

◆筆者の選出結果発表

 では、私が選んだ2024年度のJRA賞競走馬部門ですが、個人的なポリシーとして、JRA賞はやはり特別賞以外はJRA所属馬を対象とするのが筋だと思うので、海外馬で安田記念を勝ったロマンティックウォリアーは除外しました。またJRA所属馬が海外や地方競馬で挙げた成績は当然考慮しました。

できれば1年にわたり活躍した馬を重視すべきと考えます。そしてGⅠを年内に勝っていない馬は除外しました。

*最優秀2歳牡馬 クロワデュノール 

 これは現実の方でもほぼ満票に近いと思われます。朝日杯を勝ったアドマイヤズームより東スポ杯分重賞が多いこと、また無敗であることはアドバンテージ大。

*最優秀2歳牝馬 アルマヴェローチェ

 この世代の真打は今後出そうですが、唯一の牝馬限定2歳GⅠの勝ち馬だけに、これも順当でしょう。

*最優秀3歳牡馬 ダノンデサイル

フォーエバーヤングとどちらにするか悩みました。ただ、フォーエバーヤングはダート部門では不動だし、またダービーというレースの権威と、負けてなお強しだった菊花賞と有馬記念において、着順だけではない内容の強さを考慮しました。

*最優秀3歳牝馬 チェルヴィニア

実際の投票ではレガレイラと割れると思いますし、直接対決がないだけに私もどちらか少し考えましたが、桜花賞の大敗はコンディション不良とハッキリしていましたし、広いコースのオークスと小回りコースの秋華賞を両方勝っての2冠、ジャパンCでも見せ場を作っての0秒4差4着は健闘とみて、勝ちパターンが現状は限定されているように思えるレガレイラより上としました。

*最優秀古馬牡馬 ドウデュース

 活躍は下半期だけでしたが、上半期も話題の中心ではあり続けたし、秋の2冠にはケチの付けようがありません。有馬記念出走取り消しが返す返すも惜しまれます。

*最優秀古馬牝馬 該当馬なし

 個人的には、選びたい馬が重なって悩むのは当然として、どれも足らないけどどれにするかで悩むなら「該当馬なし」とするのが賞の権威を保つ上でも重要だと考えます。

*最優秀スプリンター 該当馬なし

 これも同様の理由からです。スプリンターズSの勝ち馬ルガルも強かったですが、高松宮記念(軽いケガが敗因ですが)と香港の2つの大敗は減点材料です。

*最優秀マイラー ソウルラッシュ

JRA所属馬からならば、実に堅実に走りぬいたこの馬をおいて他にはないでしょう。マイルCSは値千金の初GⅠ制覇。安田記念も、ロマンティックウォリアーと0秒1差なら文句なしです。

*最優秀ダート馬 フォーエバーヤング

これも文句なしでしょう。距離適性から交わらないレモンポップとの比較が難しいのでいろいろな意見が出ると思いますが、ウィルソンテソーロを物差しとした場合の着差、戦った相手のレベルや、通年の走りからは確実にこちらに軍配が上がります。

*最優秀障害馬 ニシノデイジー

通年、ほぼ崩れなかったし、激闘を制した中山大障害がまさに圧巻。これも文句なしです。

*年度代表馬 フォーエバーヤング

 JRAの競馬場で1走もしていない以上、異論が出るのは承知の上ですが、今年は日本を含め4ヵ国で走って全て3着以内、ケンタッキーダービーでは歴史的偉業まであと一歩。そして東京大賞典では、国内中距離ダートGⅠのトップクラスをまとめて負かしており、JRA不出走は不問としたいです。あり得ないことですが、日本のチームに在籍している野球選手が、レンタルでメジャーに1年行って、大谷とはいかずともそれに近い結果を残したら・・・と想像すれば、そうおかしな話ではないと思います。

 いかがでしたでしょうか?もちろんお正月の気楽な企画なので、御不満な点があったとしてもお許し願いたいと思います。最後に、本当のJRA賞について、以前からブログで毎年指摘していることなのですが、匿名が制度上認められているとはいえ、マスコミで活動している記者であれば、政治や宗教面の記事ではないのですから、匿名で投票するのは残念なことだと思います。せっかく資格を有しているのですから、堂々と記名投票していただきたいと切に願います。

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なお、コメント欄にてみなさんの考える年度代表馬も教えてください。できればその選出理由もお願いします。

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